メッシュカウント | インチ間の糸の本数 |
---|---|
線径 | 糸の直系(㎛) |
オープニング |
糸と糸の距離(㎛) |
オープニングエリア |
メッシュの開口率(%) |
紗厚 | メッシュの厚み(㎛) |
透過体積 |
理論上の透過体積(㎤/㎡) |
綾織り(英語では「Twill weave(ツイル・ウィーヴ)」といいます)は、経糸と緯糸を2本ずつ抜かすなどして交差させて作られた組織です。「斜文織り(しゃもんおり)」とも呼ばれます。生地の表面に「/」のように斜めの畝が見えるのが特徴です。この斜線を、「綾目(斜文線)」と呼びます。
平織りに比べ経糸が長く表面にあらわれる(糸を浮かせる部分が多い)ので、耐久性はやや劣るものの、しなやかで光沢を帯びた織物に仕上がります。
組織点が少ないため、隙間の少ない高密度の織物を作ることができます。
経糸が緯糸に「2本上:2本下」と交差する場合を「2/2綾織り」、「2本上:1本下」の場合は「2/1綾織り」、「3本上:1本下」なら「3/1綾織り」と呼びます。平織りではできないバラエティー豊富な組織に可能です。
平織りは、経糸1本と緯糸1本を交互に交差させ、織物組織の中で最も単純な織り方です。英語では「Plain weave(プレーン・ウィーヴ)」といいます。糸の交差する点(組織点)が多いので、規則正しく、耐久性の高い織物に仕上がります。摩擦に強く丈夫ではあるのも特徴です。
また、経糸と緯糸が生地の裏表に均等にあらわれるので、他の組織よりも生地の裏表がわかりにくいことがあります。